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ワイシャツの価格は、一着、数千円から3,4万それ以上の価格の高級シャツと色々とあります。
このような高級シャツの洗濯は、どうなされていますか?ほとんどの方がクリーニング店をご利用していると思いますが・・・・・・
その仕上げに本当に満足していますか? |
画像提供 埼玉県志木市
白晴舎クリーニング
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先日、知り合いが購入価格4万円の高級シャツ(麻100%)をクリーニング店に出しました。
クリーニング後の仕上がりを見たら襟は見事に縮み、その上からプレスをしているのでパシッと線がいくつも付いています。おまけに全体はシワくちゃで、糊がつきすぎて、とてもそのまま着ていける状態ではありませんでした。
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高温洗浄でエリ芯が縮み、その上から高温プレスをしたので縦線がついています。 左の画像は、エリ芯が縮み、表生地がダブついています。 右の画像は、分かりにくいですが、実際にクリーニン店から渡されたワイシャツの画像です。 |
実は、このような高級シャツを適切に洗えるクリーニング店は、全国でも極々少数で特にチェーン店は、ほぼ全滅に近いのでは?と思っています。
この高級シャツの適切な洗い方をプロのクリーニングの視点で考えると・・・・
高温でグルグル回転させるとエリの芯地が縮み、繊維の風合いも台無しになりますので・・・・下記の洗浄方法がベストです。
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エリや袖口などの汚れがある部分を染み抜き処理で処理します。 |
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↓ |
A |
浸け置きによる洗浄または、弱回転で洗剤+酸素系漂白剤を入れ、お湯で約10分くらい洗浄します。(衣類により多少変化します) |
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↓ |
B |
よくすすいでから薄糊をつけ、軽く脱水します。 |
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↓ |
C |
その後、ハンドアイロンでプレスをして完了です。 |
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汚れ具合にもよりますが、綿・麻素材の白いシャツの洗浄は、だいたいこのような感じのクリーニングがベストだと思います。このような高級シャツを着ている方は、あまりドロドロまで着ませんので・・・・ (上記の目安は、衣類の素材や染色状況によって変わります)
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このような高級シャツは、やさしく洗って、キレイに洗う洗い方が理想です。
しかし、一般的なクリーニング店では、このような洗い方は行いません。
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理想の洗い方 |
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作業着的に着用しているワイシャツは、酷く汚れているモノが多く、汚れをキレイにするには、高温で洗浄し、タタキ効果が必要だからです。高温でグルグル回転させるのは、その為です。 |
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水洗機で強回転で、高温で洗剤+漂白剤+助剤を入れ、約10分〜20分洗浄します。水洗機の大きさにもよりますが40枚〜150枚のワイシャツをまとめて洗浄するのが一般的です。 |
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A |
自動的にすすぎ、糊付け工程をし、高速で脱水を自動的に行います |
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B |
濡れた状態で、ワイシャツプレス機で仕上げます。 |
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ランドリークリーニングは、水に対して耐久性があるワイシャツなどの衣類で汚れがひどく、落ちにくい衣類の洗濯に適しています。
この方法でワイシャツを大量に洗浄、プレスをするので、キレイになり、ワイシャツの価格が低価格の料金設定(平均100円〜250円)が可能になったと言えます。
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しかし、高級シャツは、同じ綿素材でも素材の違いや細い糸で使われている場合が多いので高級シャツを作業着的なワイシャツと同じ扱いのランドリー洗浄・ワイシャツプレス機で仕上げすれば、せっかくの高級シャツは、エリの縮みや風合い変化が起こり、台無しになってしまいます。
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多くのクリーニング工場(特にチェーン店)は、流れ作業で処理するので受付で普通のワイシャツで預かると、自動的にランドリー洗浄後、ワイシャツプレス機で仕上げています。
このパターンが最悪な結果を招きます。 |
一般的なクリーニング店で高級シャツなどを出すと、ほとんどのお店は普通のワイシャツで受け取り、自動的にランドリー洗浄を行ってしまいます。
そうならないように「高級なシャツなので・・」と一声かけるように心がけて下さい。
すると、クリーニング店は「デラックス」「手仕上げ」などの高めの設定料金でお預かりします」と声がけしてくることが多いですが、これでも基本的には、ランドリー洗浄で処理し、ワイシャツプレス機で仕上げ、再度ハンドアイロンでプレス又は手直しをするので、基本的にはあまり変わりません。
ワイシャツではなく、「スポーツ・シャツ」「オープンシャツ」などのドライ衣類に属する品目もありますが、これならランドリーで洗浄する確率は少なくなります。
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しかし、今回の高級シャツの洗濯表示は、手洗い×の表示なので、ドライクリーニングをすることになります。 |
高級シャツとはいえ、肌に直接着用する綿・麻の素材のシャツに手洗い×の表示を記載しているのもいかがなものかと思いますが、
ドライクリーニングで洗浄したシャツは、汗などの残留で時間経過で黄ばんでくるのは確実です。
高級シャツを適切に洗えるクリーニング店の見分け方は、上記の適切な洗浄方法ができるかどうかを
直接受付に聞くのが一番だと思います。↓
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エリや袖口などの汚れがある部分を染み抜き処理で処理します。 |
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↓ |
A |
浸け置きによる洗浄または、弱回転で洗剤+酸素系漂白剤を入れ、お湯で約10分くらい洗浄します。(衣類により多少変化します) |
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↓ |
B |
よくすすいでから薄糊をつけ、軽く脱水します。 |
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↓ |
C |
その後、ハンドアイロンでプレスをして完了です。 |
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「このように洗えるか?」と直接尋ねるのが、一番の方法です。
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その時に、話が通じなければ、そのクリーニング店にお任せするのはやめた方がいいと思います。また、この時に価格が多少高額になるというクリーニング店が正論です。
クリーニング店ができると言って実際はしていない場合もありますので、特にチェーン店は、避けた方が良いかもしれません。
別にチェーン店や多くのクリーニング店がダメと言っている訳ではありません。
作業着的なワイシャツのクリーニングは、特に問題はありませんが高級シャツなどの高価なシャツは、クリーニング店を選ばないとお互いに嫌な思いをしてしまいます。
作業着的なワイシャツのクリーニング価格(100〜250円)で高級シャツを適切に洗ってと望むのもむずかしい話です。高級シャツを100〜250円の価格で適切な洗いを求めるから高級シャツが台無しになってしまいます。
高級シャツは、しかるべき料金で、しかるべき技術のあるクリーニング店にお任せするのがおすすめです。
これが日本のクリーニング店の現状なのです。